ひょんなことから、日本初の「役職NFT」のデザイナーの1人に就任しました。日本を代表するNFT情報媒体である「NFT Media」の編集長の役職をNFT化する事業におけるアートワークです。
Mediaの「M」の文字を建築化したアート
本日のイラストは、アルファベットの「M」の文字が建築アートになった作品です。自分の好きな、狭小住宅とよばれるデザイン建築をイメージしました。
≪建築と文字の融合芸術イラスト≫
特にストーリー的な設定は作画段階では決めずに描かれています。よって、自由な物語をイメージできる作品といえます。
2世帯住宅として隣同士で棲む家族同士の住居かもしれません。或いは家を左右に分譲して賃貸されている物件かもしれません。
なぜ「M」の文字なのかというと、「NFT Media 編集長」というロゴの中の「M」を描いたものだからです。
12人による合作が圧巻のロゴデザイン
≪NFT Mediaサイトからのスクリーンショット≫
この作品は「NFT Media 編集長」というロゴが、1文字ごとに異なる人びとによって描かれた合作アートなのです。この中の「M」の部分を私が担当することになりました。
ある日、NFT Mediaの方からオファーをいただき凄く驚いた記憶があります。なぜなら、当時まだNFTを始めた直後で、1点も売れていない時期だったからです。
正に大抜擢だと思います。しかも、依頼時にまだ全員決まってないタイミングだったので、いくつかの文字から選ばせてもらえました。そして、「M」という文字が複雑すぎずシンプル過ぎなかったので選びました。
このプロジェクトの面白い点は、作家同士のやり取りがなく、完成した時に我々デザイナー陣も初めてロゴの全貌を知るという点です。
つまり、統一感は一切重視しないのがコンセプトになっています。よって、他の文字がどんなデザインなのか一切知らない状態で自由にやりました。
そのお陰で、このような不思議な混沌としつつインパクトのあるダイナミックなロゴが生まれました。
◎「NFT Media」日本初の「役職NFT」発行の記事
NFT Media Membersライターも歴任
≪渋谷NFTの現地取材写真≫
この「役職NFT」ロゴを見て思うのは、PFPと呼ばれるアイコン型のNFTが見当たらない点が興味深いです。もちろん、「文字」という縛りがあるので人物を描くのがそもそも難しいという理由もあります。
しかしながら、まだ「NFT=アイコン」という流れが確立していなかった黎明期だったせいもあるかと思います。つまり、NFTがアートとしてオークションで高額落札されるニュースが出たばかりだったため、アート色が強く、自由度の高い作品が多かった時期だからこそ生まれたロゴなのではないかと個人的に思います。
私自身、NFTコレクションを開設した直後は、手持ちのイラストの中でクオリティーの高いと判断したものを探してミントしていくという手探り状態でのスタートでした。
そうしたなか、この「役職NFT」に参加することになり、NFT Mediaのサイト内で記事を書くライターにも就任する縁にも恵まれました。NFTも少しずつ売れるようになり、その後、PFPタイプのNFTをメインに作成する路線を確立するようになりました。
◎「NFT Media Members」KASHUの記事一覧