魔女になった「ふわふわ生物」がほうきに乗ってのびやかに飛ぶアニメがかわいらしい!
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星空がスピーディーに動くアニメ
本年のハロウィンイラストはGifアニメ形式の「ふわふわ生物」である。宇宙船がワープするようなイメージのカッコイイ背景アニメとともに羊の魔女が揺れながら飛行する様子を作品にしたものだ。
スピード感を出しつつ、羊を少し「ななめ姿勢」に傾けることで、これから地上へ降下する雰囲気をも演出している。
なかなかダイナミックな映像に惚れ惚れするね!
背景アニメーションは、青い画面をバックに「白や水色の直線」を放射状に動かすことで星空をワープするような表現を試みた。映画「スターウォーズ」シリーズで宇宙船がワープ (超光速移動) する際、コクピットの窓で同様の表現が用いられたことは有名である。
効果線のみで背景アニメが創れる!
もちろん、この魔女はワープをしているわけではないので、直線を少なめにしてランダムに飛ばす応用技が使用されている。だからこそ、光速飛行する宇宙船ではなく羊が「自然にほうきで空を飛んでいる」スピードに見えるのである。
また、それぞれの直線は、左の画面外にある同じ消失点に向きを揃えて配置されている。それにより、羊が同じ方角に向かって一直線に進んでいるように背景が動いているのである。
Samhain(サーウィン)=魔女のハロウィンのこと
ところで現代のハロウィンの元となったのは古代ケルトにおける一年の終わりに催される「サーウィン/Samhain」という祝日が起源とされる。ケルトの暦では、10月31日の前夜祭が大晦日に該当し、11月1日が元日 となる。
冬に備えるためのこの時期は、1年の終りでもあり始まりでもある大きな節目なのだ。よって「サーウィン」は仮装パーティ以上に収穫祭の色合いが強い。また、焚火を灯すお盆のような行事が行われることでも知られる。
このサーウィンの日には、魔女のサバトという儀式が古来より行われてきた。降霊術や占いも含まれるため、のちに世界に広まったハロウィンの世界観へとつながったものと見られる。
現代に入ってから登場したカボチャ (ジャック・オ・ランタン) のモチーフや、仮装して家をまわる風習はアメリカによって改良されたものとされている。
だが、魔女とよばれる人々は現在も存在するため、その人々はハロウィンよりも元となったサーウィンの方を重視する傾向が強い。
≪参考図書≫
鏡リュウジの魔女と魔法学 (鏡リュウジの占い入門3)
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